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LINE6 POD HDシリーズは何を買うべき?

激鉄機材

記事公開日: 2010年11月9日 / 最終更新日: 2017年7月7日

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ここらへんでLINE6 POD HD シリーズの総まとめでもしましょう。
結局POD HD300・HD400・HD500何を買えばいいのか?
メーカーや楽器屋さんの「スペック表」だけでは判断しない方がいいかと。
実際にPOD HD300を使ってみて思ったのは、
バンク切り替えが凄くやりにくいこと。
バンクの上下をするにはA/Bボタン同時押しなので、
踏み違えがやっぱり起きます。
家でこそこそ弾くだけや、同一バンク内でのA~Dのパッチ切り替えだけ、
つまり4音色だけを使うなら間違えなしでしょう。
POD HD300とPOD HD400の大きな違いはこの部分かと。

逆にPOD HD500に関しては完全に別物と思って間違い無いです。
同時使用のエフェクター数が違う、というより、
同時使用できるエフェクターの種類・アサインできるエフェクトに制限が一切無い、
のがPOD HD500になっています。
実際に画像を見ていただくとこんな感じ。

画像クリックで拡大します。

0hd1.jpg

POD HD300とHD400では、ご覧の通り、FX1には歪み系エフェクト・コンプ・イコライザが、
あらかじめアサインされているので同時使用は出来ません。

0hd2.jpg

さらに、POD HD300とHD400ではコーラスとトレモロ、フェイザーなどが、
FX2にアサインされているのでこれもコーラス+トレモロ、とか出来ません。

0hd3.jpg

POD HD500では、フットスイッチへのアサインも自由。
どのエフェクトをどういう組み合わせで使うかも自由自在なんで、
下の画像のような組み合わせも可能です。

0hd4.jpg

どれを選ぶかはお好みでいいんですけど、
後から後悔しないのはPOD HD500。
一番価格的にも機能的にも凄く微妙な立ち位置がPOD HD400でしょう。
HD400買うくらいなら絶対にHD500まで我慢。
HD300買う人は、POD X3と同じような「使い勝手」を求めてはだめでしょうね。
音がいいだけにPCエディタの制限は痛い。

このあたりは改善してもらいたいですね。
POD HD300もHD400も、本体のノブ部分にはEQとかCOMPの項目がないので、
技術的にはアップデートで対応可能なんじゃないですかね。
少なくともUIの統一は図って欲しいところです。

POD HD300 HD400

POD HD300はフットスイッチ数が少ないので、
バンク切り替えが不便。それ以外はHD400と機能的に変わりません、ほとんど。
同時使用できるエフェクト数や、種類も強制的にアサインされたFX1~4で選択。
歪み+EQだとか、歪み+コンプなんかも出来ません。

POD HD400は物理フットスイッチが増えたことで、
バンクの切り替えが楽になってますがサイズが肥大化。
POD HD300と同様同時使用できるエフェクト数・種類に制限あり。
歪み+EQ、歪み+コンプなんかの使用は不可能。
PCエディタもHD300とUIは共通なので、価格的にイマイチすぎる。

POD HD500

POD HD500は同時使用可能なエフェクトの種類には制限なし。
同じエフェクターを直列つなぎもOK。デュアルトーンなど、
POD X3直系となればこれしか選択肢が無い。
PCエディタのUIはPOD HD500専用。Variax連携など、INPUT種別も選べる。
ミキサーコントロールパネルがPCエディタには含まれている。
POD HD500Xになって、洗練されたデザインも魅力。

現時点ではこれ以外の選択肢はPOD HDシリーズには無いです。

とまぁこんな感じです。
参考になれば幸いです。
ちなみにPOD HDシリーズのPCエディタはLINE6アカウントがあれば、
本体を持っていなくてもダウンロード可能。
一度実際に触ってみることをお勧めします。

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