状況別の音抜け。
記事公開日: 2007年8月1日 / 最終更新日: 2014年4月15日
190views / monthこの記事は今月190回閲覧されました。
さて、ここで状況別の音抜けを考えてみようと思う。
一般的に「音抜け」とはオケの中での音抜けを指すわけだが、
実際にこの「音抜け感」を感じているのは自分だということに気づく。
自分だけが音ヌケが悪いと感じていることもあるだろうし、
他のメンバーが音ヌケが悪いと感じていることもあると思う。
何故こういった事態が起きるのか。それは下の図。
要するに自分の使うアンプからの「本来の音」が聴こえていないわけ。
スピーカーから出る音をまともに受けない立ち位置では、
出音が「マイルド」に聴こえる。
その反面丁度スピーカーからの出音をまともに受ける位置では、
「耳障りな音」となっている可能性がある。
これは自分の立ち位置を変えてみたり、アンプの角度調整で
一度実験をしてみると楽しい。
アンプをヘッド・キャビの別体の場合は以下のようになる。
これもやはり立ち位置で音の聴こえ方が変わってくるので注意だ。
ストレートなキャビの場合は逆に音の広がりが読みやすいので、
サウンドのイメージをつかみやすいという利点もある。
ではスラント型ではどうなるか。
極端なハナシ上記図のようになる。
立ち位置を離れれば離れるほど、今度は頭上を音が走る感じになる。
中規模~大規模ライブハウスの場合はスラント型のほうが客席に
音が届きやすいイメージになる。
ただ、これもキャビネットが後方開放かクローズか、
スピーカー面にバッフルがあるかどうかでもサウンドのイメージは
大きく変わるので一概には言えないが。
今現在リハスタでのサウンドに納得がいかない。
メンバーのギターの音は良く聞こえるのに自分のは抜けていないようだ。
といった悩みを抱えている場合は一度上記を踏まえて
トータルで解消していくといいかもしれない。