ZOOM G1 Fourレビュー ようこそ新時代へ、最強の入門マルチ爆誕
記事公開日: 2019年1月30日 / 最終更新日: 2020年3月10日
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今年は機材を買わないと宣言したな、あれは嘘だ。
ZOOMからNAMM2019で発表になり、音速で発売された新ZOOM G1シリーズ。
G1といえばZOOMが昔からエントリーモデルとしてやってきている力の入ったラインナップなのです。
歴代G1を振り返る
初代ZOOM G1、見た目はもう例によってダサいですね。
しかしこの当時から96kHz/24bitサンプリングで、
アンプ/ストンプモデリング含む54種類のエフェクトを搭載していました。
まぁはっきり行ってそれなりに使える音が出ちゃうやつだったんですよね。
その後登場したのがG1Nです。
ZFX Plug-inで培った技術を採用し、ドライブサウンドを全面刷新したのがこれ。
32ビットDSP『ZFX-3』を採用しました。
この後からUSB対応のG1Uってのが出ましたがあまり大差ないので割愛。
で、ZOOM G1onが出たわけです。
あ、こうやってG1シリーズだけ並べると正当進化ですね。
見た目のダサさはひどいですけど音はいいんですよね。くやしい。
前回も書きましたがZOOM G1onはその音の方向性は圧倒的に進化してます。
IRなしで比較するならBIASとも結構いい勝負です。
しかも、G1onは実売5000円くらいのエントリーモデルながら、
エフェクトの順序が自由だったんですよね。これが画期的だったと思います。
今だと当たり前なんですが、この価格でやったZOOMは素晴らしい。
ZOOM G1 Fourは入門機を超えた
結論から言うと、ZOOM G3nですこれは。くっそ笑う。
この値段で出してきたのクソ笑うレベル。
エントリーモデルとしてこれを買わない理由が一つも見当たらない。
とりあえず比較してみましょうか。
箱はちょっと大きめになりましたが・・・
ZOOM G1onとG1 Fourを並べるとやや小さいんじゃないかな。
というか並べると格段にG1 Fourがカッコいいですね。
ZOOM G1 Four使ってみる
まず最強なのがパッチボリュームをその場ですぐいじれる。
グローバル設定にいちいち入らなくていいんですよ。これはめっちゃ楽。
最強としか言いようがない。
液晶左のボタンを押すごとに表示切り替え。この場合はストンプモード。
エディットモード。
エディットしたいものがどこに登録されてたか覚えてないと
面倒クセェかも。
あとエフェクトを違うのを選択したい場合はフットスイッチを押します。
メモリーモード。このときの4つのノブがグローバル設定みたいなもんです。
で、でたー。限界来るのが早すぎるのはなんとかして欲しい。
最大5つ、といっても重いものは3つまでしか使えないような感じで非力です。
ここはG1onと変わらないっすね。
ペダル付きの方はペダルエフェクトで1コ埋まってしまうので要注意です。
とくに細かい微調整をせずにアンプ・キャビを入れ替えただけでレッツ演奏。
もちろん前回同様ヘッドフォンアウト〜モニタースピーカー直です。
フットスイッチはメモリーモードならバンク切り替え、
ストンプモードならエフェクトを選択してON/OFF切り替えできるっていうスグレモノです。
実際の操作感は動画見ていただいたほうが早いかも。
ZOOM G1 Fourは実質G3nだ
IRって・・・圧倒的ですね。こんなに音変わっちゃうんだな。
BIASのときここまで体感できなかったんだけど。
というかノイズがめっちゃ少なくなってる。
G1on比半分くらい、体感だけど。
ZNRの設定も全くいじってないから減衰も不自然までいかないのに。凄いぞ。
これは凄いことなんじゃないのか。
結論として、これは完全にZOOM G3nの小型版だし
使い勝手は圧倒的に良くなってるし、もっと言えばBOSS GT-1すら死んだ。
というか他の入門マルチは全て死んだ。
ZOOM G1 Fourより安いマルチエフェクターを買う理由が一つもなくなった。
ZOOM G1 Fourより安いマルチでZOOM G1 Fourより
良い音が出るものが無いと断言できるくらいになった。これは凄いことですよ。
ギターを始めたくてアンプやギター本体、エフェクターに悩んでる人がいたら
「いいギターを1本買え、後はZOOM G1 Fourだけでいい」
って自信を持って言える。
エントリーモデルとか言ってる場合じゃねぇだろ。
どんな機材持ってる人もギタリストならZOOM G1 Fourを1台持っておかないと行けない時代が来た。
アンシミュ・キャビを使わないマルチとしても有能。MS-50Gを買うより絶対G1 fourがいいですよ。