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AMPLIFi 75 あらかた触り終わったのでレビュー まとめ

激鉄機材

記事公開日: 2016年6月22日 / 最終更新日: 2016年6月28日

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AMPLIFi 75をほぼあらかた触り終えた感じするのでここらでレビューのまとめをしようかと。AMPLIFi75に関する情報はこの記事で都度追記していこうかと考えてます。AMPLIFi75モニターほんとに大感謝でした。

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背面パネルにはヘッドフォンアウト、AUX IN、USB、FBV端子がついてます。電源ケーブルの位置真上にメイン電源。何度も書いてますがメイン電源はパネル上に欲しかったですね。背面に付けるのであれば本体にスリープ機能を設けて、Remoteアプリ起動で立ち上がる。みたいな手法が欲しかった。

ヘッドフォンアウトは普通のフォンコネクターなのでこれもミニ端子が良かった。

AUX INにはミキサーやマイクなどを接続できるのでここがミニである必要があったのかなぁ・・・・。

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本体のサイズ感は絶妙。同クラスのコンボよりも小さく、軽い。それでいてパワフルな音量です。オーディオスピーカーとしても優秀で、大音量で音楽を流しっぱなし。という使い方もアリ。BT接続されれば、音楽を聞くだけならRemoteアプリ立ち上げは必要なし。ただし、ギターINにシールドが刺さっているとデンジャラスなので気をつけましょう。まめに抜くか、ギターVOL(ボリュームノブをプッシュして白LED状態で調整可能)を最少にするかで対処する他ありません。

ちなみにオーディオスピーカーとして利用する場合はAMPLIFi本体のイコライザなどは効きません。オーディオ・AUX INは「そのまま」の音が左右スピーカーより出力されます。そのため、GAINを上げようがBASSを上げようがそこは全く意味なし。大音量でオーディオが歪む、とか。ギターを合わせて弾いた時にオーディオが歪む。ということはありません。

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Remoteアプリ経由で流せるのは「端末にある音楽」となってます。音楽を流すと自動的にマッチしそうなプリセットが出てくるのでMy toneなどに保存して弾いたりすることも可能です。ただし、ボリュームがやたらデカイプリセットなどがあるのでトータルVOLの調整は自分でやる必要があります。アンプ本体パネルのVOLは赤LEDがトータル音量の調整、プッシュで白LEDになるとギターの音量が調整可能です。

つまりは、ギターのVOL(白)を0にしておけば、BTで流した音楽をあたかも弾いているように偽装することが可能だったりします。

VOLは電源OFF前の音量記憶しておいてくれないのかな・・・。

プリセットのオートロードは設定でOFFにできるので、その場合は自分の作ったトーンで弾けます。オードロードの場合勝手にそのプリセットが選ばれるので、「あれ〜?」となることも。プリセットによっては急に驚くようなボリュームになることがあるので注意。個人的にはオートロードはOFFを推奨します。

AMPLIFi remoteはiOS版とAndroid版ではUIが違ったり、設定がちょっと異なります。

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上記はAndroid版。画面左上のメニューバーをタップしないとマスターVOL調整すらできません。

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一方こちらはiOS版。iOS版のみ(現時点で)UIの見た目を切り替えることが出来ます。

使いやすい方をおこのみで、という感じですね。SettingからUse Tabbed Navigationで見た目の切り替えが出来ますので使いやすい方を。

作りこんだプリセットはクラウドにアップロードされますので、端末が変わってもアカウントさえ同じであれば使えます。好みのサウンドが出来上がったらAMPLIFi本体に保存すれば、Remoteアプリ無しでもTONEボタンで切り替え可能。この場合はBANK1が自動的に呼び出されるので、BANK1に登録しておけばいいでしょう。

また、アンプ側のFXノブにエフェクトをアサインすることでFXノブで効きを調整できます。

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ここを長押しするとOK。AMPLIFi75とアプリがつながった状態でアサインします。

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タブレットを持っている場合はこんな感じで、AMPLIFi75/150に立てかけることが出来て便利! KindleにもRemoteアプリがあるのでそのまま使えますが、BTの再コネクトに難ありです。iOS版も一度接続がきれると、再接続まで時間がかかったりデバイスが見つからないYO! とか言われたりするのでこの辺りはアップデートで解決されることを期待します。

また複数端末で同時にRemoteアプリでつなぐことは出来ません。例えばiPhoneで音楽飛ばして、AndoroidからRemoteとか出来ません。複数端末を持っている場合は、つなぐ端末以外のBTをOFFにしておかないと「繋がんないよ!」ってアプリに怒られます。

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BOSSなどルーパー使う場合は、ちょっと問題が発生します。ループボリュームを下げると、ループ音がクリーンになっちゃうんですよね。ハイゲインでRC-1に録音した音も台無しに・・・。これは色々試してみたんですがどうにもならない気がしてます。

USB端子は現時点のファームウエアで利用可能になってます。ファームウエアアップデートだけではなく、オーディオインターフェースとしても利用可能。GarageBandでも問題なく使用できました。そのままだとAMPLIFiからの音がでかすぎるので本体のVOLコントロールで調整。AMPLIFi75のパネルでVOLコントロールをプッシュして白LEDにして調整します。モニターする総合音量は赤LEDの状態で調整可能。

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AMPLIFi75からはGarageBandで録音しながら音も出てきます(当たり前)ので、モニタースピーカーとして簡易的に利用できるのも丸。テスト録音とか、サンプル録音とかならモニタースピーカーとしてもこれで充分な感じします。

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肝心の音、なんですがHDモデルだけあって音はすごくいいです。ただこれはAMPLIFi 75のスピーカーに依存しているかな、と。ドライ・ウエット音が別々に出ていたり、AMPLIFi 75/150のコンセプト自体が「マイクで録音したあの音がそのまま出る」ということなので。フロアタイプのAMPLIFi FXだとかなり印象が違うんじゃないかと思います。

音の印象としてはPOD HD > AMPLIFi と感じます。以前POD HD ProやPOD HD300などを使っていたんですが、AMPLIFi 75は全体的に小奇麗にまとまってます。アンプモデル自体はHDモデルなので、VOLを絞ればクリーンに。というのは当然なのですが、やはり綺麗過ぎる。AMPLIFi 75のスピーカーがそう聞こえさせているのかもしれないですけど。音は間違いなくいいんですけどね。

じゃぁ買いなの? と言われるとライブで使う用途や、つぶしを効かせるなら Firehawk1500をおすすめします。あちらは音さえ作りこんでおけばアンプのパネルからBANK選べたりしますし、何より入力端子の充実がハンパない。 今後Firehawkのモデリングを使わなくなっても、モニターINやリターンに新しいアンシミュ挿せばいいんですから。

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写真はFirehawk1500の上部パネルです。
液晶画面はAMPLIFiにも欲しかったなぁ・・・。

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背面の入出力も充実。Variaxつなげるのが俄然アツいです。

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AMPLIFi 75/150をライブでも、となるとFBV3があると便利かも。これがあればバンク切り替えや、エフェクターのON/OFFも制御できる。

本当にスピーカーの出来がいいので、実機触ってみることをおすすめします。75Wあれば実際充分なわけですし、持ち運びも気軽という点ではAMPLIFi 75は選択肢としてアリです。もう一歩お金出せるし、ライブでも自宅でもスタンドアロンで使うことメイン。という方はFirehawk1500ですかね。プリセットを作りこめば、という前提はありますけど。

正直なところ、ギターをこれから始めようという人の新しいスタンダードになれる。そんな可能性を秘めてます。

音作りなんか分からなくても、それっぽい音がすぐに出る。ちょっと知識がついてきてレコーディングしたいなぁ、とかいう用途にも対応できる。さらには小さいスタジオでライブやりたい!という時だってこのサイズなら持ち運びもできる。万が一ギターに飽きたって、オーディオスピーカーとして使える。LINE6はもっともっとAMPLIFi 75に力入れてもいいんじゃないですかね。ギター人口を増やす、という意味でも画期的なアンプのはずなんですよこれ・・・。

ちょっとSEX MACHINEGUNSのトーンを作ってみましたので良ければお使いください。
line6.com/t/7lZZyhKdw4

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