猿でも分かるストラト配線。
記事公開日: 2009年2月20日 / 最終更新日: 2017年7月7日
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Fender AST-65 BLK エアロイダインのピックアップを交換しました。
結局Dimarzioの DP218 Super Distortion S をチョイス。
シングルコイルタイプのハムですから、配線は今までのピックアップが
ついていたところと入れ替え、以外に作業があります。
とりあえずピックガードを外すんですが、フロントピックアップが干渉して
なかなか外れない場合もありますから、そのときはピックガードをつけたまま
フロントピックアップを外せばうまく取れるはずです。
ノーマルではこのようになっています。
通常シングルコイルのピックアップは配線が2本。
ホットとコールドですから、1本がピックアップセレクタに、
もう1本はポットなどにアースされています。
まずはこの状態からノーマルピックアップを外します。
写真がピンボケですいませんw
シングルコイルタイプのハムバッカーは計5本線が出ています。
すでに結線されているものは、今までどおりアースとセレクタにつなぐだけですが、
黒と白の線が結線されていない場合は画像の「丸印」のように結線します。
Dimarzioの場合、黒~赤の線、白~緑の線ということになっているので、
黒と白を結線しないといけないというわけです。
タップなどの配線をしないのであればこれでOKとなります。
結線した後はビニールテープなどでほかに触れないよう絶縁します。
赤の配線をノーマルピックアップがついていたところにハンダ付け、
緑と裸配線はトーンポットにほかの配線とくっつかないようにアースしておきます。
これで基本的には音が出ます。
あまり半田を当てすぎるとポットやセレクタが壊れる原因にもなりますので、
確実に手早くハンダ付けしましょう。
ハンダ付けが終わったらとりあえず「ちゃんと音が出るかどうか」を
確かめますが、弦を外してあるのでピックアップの「表」のポールピースやブレードを
ドライバーなどで軽く叩いて「コンコン」と音が出れば正常です。
ピックガードを外し、弦を外している場合は、
「ピョー」とか「ヒョイイイン」とハウリングが起こりますので、
あまり大音量でやらないこと。できればマルチなどでギター側のボリュームを極小で
行ったほうがいいと思います。
コレにて完成。
よくレビューなどで「ストラトの音ではない」とありますが、
確かにストラトのシングルコイルならではの良さはなくなりますね。
しかしながらパワー感は絶大。ノイズも比べ物にならないくらい低減されます。
ストラト自体の良さがまったくなくなるかというと、そうではないので、
パワーが欲しい人はお勧めのピックアップだと思いますね。
シングルコイルはセンター・フロントに残っているので、
シングルの音はここだけで十分という人は迷わずハムです。
コシのある温かみあるサウンドで、オーバードライブだけで歪ませると
かなり丸みを帯びたサウンドにもなります。
シングルコイルよりもクリーン・クランチの音は苦手なのは仕方ないですね。
ただ、リアのピックアップだけだとピックアップごとの音量差はちょっと気になりますね。
フロントの出力も140mVくらいのものを選ばないと顕著に違いが出るかもしれません。
http://www.dimarzio.jp/4CONT.pdf
今回参考にした配線は上記からダウンロードできます。
面倒くさいわ!という方はアッセンブリーを買うという手もあります。4,000円〜。