オクターブ調整他、ギターのメンテナンス。
記事公開日: 2008年1月23日 / 最終更新日: 2014年4月15日
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普段あまり気にしない部分かもしれないが、
ギターは生ものなので当然メンテナンスは必要です。
しかしながら、そのメンテナンスの順番を間違えると、
結局遠回りだったり、ちゃんとメンテナンスが出来ていないという
ことにもつながってしまう。
ここらで一度ギターメンテのおさらいをしておこう。
まずは調整の順番だ。
1.弦を交換する
2.ネックのトラスロッド調整
3.ブリッジ状態の調整
4.弦高を調整
5.ピックアップの高さを調整
6.オクターヴを調整
基本的にはこれの繰り返し作業になる。
指板は無塗装の場合、例えばローズとかエボニーとかになると、
フィンガーイーズなんかを直接弦に吹くと指板にも浸透し、ゆくゆくは良くない結果になる。
基本的に無塗装指板の場合はフィンガーイーズは布に吹きつけ、
そこから弦だけを拭くようにしたい。
指板はオイルでメンテしてやろう。
他にも無駄なホコリなんかは綺麗に取り除いてやる。
ジャックなんかは是非一度掃除してみて欲しい。
ノイズの温床となっている可能性もあるのだ。
必要によっては交換するといいかもしれない。侮れないジャック。
ピックアップの高さ調整も重要だ。
原則的に弦に近ければ近いほど「パワー感」のあるサウンドになる一方で、
ピッキングのダイナミクスを拾わなくなる。
大体低音弦側は高音弦側よりも1~3mm程度下げてやるといい感じだ。
ただピックアップの磁力特性にもよるので、最終的には自分の耳を信じよう。
弦交換は演奏頻度によってもマチマチだとは思うが、
2~3週間程度で変えればよいのではなかろうか。
ライブをガンガンやったり練習をバシバシするような人はもっと短いだろうが。
これに関しては極端なことを言えば「気にならなければイイ」と思う。
しかしながら新しい弦はキモチイイ。
迷いがちなのがオクターブ調整。
いくらやっても合わないのは前にも書いたとおり、
オクターブ調整も限界がある。スケールやフレットの状態など、様々なギター側要因でも
変化するからだ。基本的には↓図のようになるはずだ。
そして意外と見落としがちなのが弦の巻き方だ。
トレモロユニットの安定感を求めるとか、テンションの関係だとか、
特殊な状況を除いては↓図の基本を守りたいところ。
なんだかだらだらと長くなったので要望があればまた続編を書きましょうか・・・。