真空管アンプを買う前に。
記事公開日: 2007年5月9日 / 最終更新日: 2014年4月15日
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さて、やっぱり世のギターキッズの憧れは
真空管アンプなわけですが、ちょっと待った。
本当にその真空管必要ですか?
そもそも真空管アンプは「でかい」「重い」「気を使う」と
3拍子揃った?つわものアンプなのをお忘れなく。
確かに「イイ音」はするでしょうよ。イイモノを買えば。
しかし、真空管を何故に求めるのか?
やっぱり歪み?暖かいサウンド?
もし「歪み」を求めるのならば、プリ部だけに真空管が
配置されているモデルは本当の意味で「真空管サウンド」ではない。
元々「パワーアンプ」部分の歪みこそが「真空管アンプ」の
キモチイイ歪みを生み出していることをお忘れなく。
(↑ちょっと私の考え方が古いかもね・・・)
確かに最近のアンプは出来もいいだろうし、安い。
しかしながら本当に「真空管サウンド」が欲しいならば、
そういった点にも目を向けたい。
また真空管をお情けのように使ったフットマルチ。
これはちょっと考えモノ。そもそも12AX7の管をしっかり動作させるには
200V必要なわけで、9V程度のコンパクトサプライでは性能を
引き出せないばかりか、真空管ゆえにメンテもダルイ。
そういうところまで考えてあるエフェクターならいいんだけど。
見た目だけで真空管搭載を選ぶのはどうかと思う。
ということで本当に「真空管サウンド」が欲しいのならば
結構高い買い物を覚悟した方が、後々の満足感もでかい。
私がソリッドアンプをオススメするのも基本的にはそれ。
だって馬鹿でかいヘッドをいちいち持ち歩くのはダルイ。
かといってスタジオの貸し倉庫に置いておくのもなんだか嫌。
そうなるとやっぱりソリッドがいいんですよ。
とかなんとかいいながらもH&KのTriAmp MK2が欲しいという
矛盾しまくりの私なのでした。