BLACKSTAR / Artist 15 Combo レビュー
記事公開日: 2021年7月7日 / 最終更新日: 2021年7月7日
2,063views / monthこの記事は今月2,063回閲覧されました。
というわけでBLACKSTAR ( ブラックスター ) / Artist 15 Comboを購入してました。もうディスコンになってる古い(?)アンプの一つとなります。この一つ前がSTAGEシリーズ?だったような記憶。現在はSTUDIOシリーズの10Wコンボが出てますが、あれはどうも10th AEと同等らしい。
さて、Artist15ですが。15Wながら6L6が2本使われたれっきとしたチューブアンプ。Celestion V12インチ1発入です。一方プリ管はECC83(12AX7) x 2となっているので「あまり歪まない系」のアンプ。海外フォーラムではブルースJrと比較されていたりします。ボリュームをガッツリ上げてもハイゲインではないので、Blackstarがハイゲインアンプのイメージの人は驚きそう。
もともとMarshallにいたひとたちが立ち上げたのがBlackstarってのも忘れられていそうな・・・。
Marshall Originとも悩んだんですが、12インチスピーカー搭載は50Cから。50Wってちょっとそれだけで躊躇してしまったわけです。MarshallのアンプはClass5のあの音のデカさにビビって以来、なかなか買えないんですよね。ちなみにBLACKSTAR / Artist30は30Wで12×2といういい意味で頭の悪い構成です。限定のCV30も欲しかったのですが日本では売ってない・・・。カバリングとかがカッコイイのでCV30も日本国内で売って欲しい。
15Wでマスターボリュームがめちゃ効くので家でも遊べる。これはナイスです。ペダルを使えばまさにベッドルーム音量でハイゲインまで遊べます。OD+GAIN MAXでハムバッカーであれば結構モダンなサウンドまで持っていける。それでいてノイズの少なさが秀逸。びっくりするくらいアンプ側のノイズが少ない。
ISFはこれ一台でVOX系からFender系まで幅広く音が可変するわけですが、HT-**Rなどのハイゲイン系アンプと異なりサウンドはブティック系と評価があるだけあって物凄く良い音がします。ブラインドテストとかしたらわからないんじゃないですかねマジで。ステージ・HRシリーズでBlackstarはハイゲイン系、と思ってた人は是非このArtistを触ってみて欲しいですね。
アンプ単体ではここまでGAINを上げてマスターボリュームをしっかり上げることが出来てようやく「往年のハードロック」サウンドです。マスターを上げるほどパワー部の歪がたされる感じ。アンプだけで遊ぶならノイズを気にする必要もないと思います。
6L6を2本使いながら15Wということで結構余裕があるのか、設計の妙なのかアンプ起因のノイズが極小です。最近のデジタル系アンプの方が随分嫌なノイズが多いのでは?と思うくらい。リバーブ搭載なのでディレイだけ買いまししようかなと言う気持ちになっていますが、当面は何も繋がず直結で遊んでいこうと思います。
センドリターンも搭載されているので、ここにG1 fourをつないでZNRだけ使えばウルトラハイゲインでもノイズをバシッと消せそうな感じしてます。
1年半もチューブアンプで遊んでなかったので気のせいかわからんですが、チューブアンプってこんなにレスポンス良かったですかね。音が速い。Marshall CODE100は再びデスクの下へ移動。これはこれで気軽に遊べるアンプなのでもう少し持っておこうと思ってますが、2万くらいでヤフオク流しの可能性もあります。