2020年総評 – 買ってよかった機材・買わなきゃよかった機材
記事公開日: 2020年12月21日 / 最終更新日: 2020年12月29日
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2020年も気がつけばもう終わりそう。コロナ騒動で今年はほとんど何処へも行けず、4月ごろは仕事がなさすぎて死にかけましたね。なんだかんだ乗り切れたのもつかの間、ケツから血が出てもう終わりかと思いました。さて、2020年は色々と機材を買ったり売ったりした1年となりました。完全にアナログからデジタルへの移行を果たし、ギターを弾く時間も結果として増えましたね。
買ってよかった、買わなきゃよかった機材をご紹介していこうと思います。
その前に今年買った機材を一覧で書いておきますね。
Atomic Ampli-firebox
Warwick RockBoard DUO 2.1
Mooer mod factory pro
M-AUDIO AIR 192|4
EH Pitchfork
LPK25 Laptop Performance Keyboard
BOSS RC-202
TC M100
NUX Solidstudio
Gurus 1959DoubleDecker
VOX 846HW
BOSS WL-20
VOX Double Decka delay
TC mojomojo
Strymon iridium
Strymon Sunset
Little bear R.ATTACK
TASCAM DP008EX
Baccus BST-2-RSM/M
BIAS Delay twin
ZOOM G6
結構買ってる・・・。
買ってよかった機材
Atomic Ampli-firebox
2020年最初に買った機材がAmpli-fireboxでした。日本代理店が完全にやる気を無くした結果命に止めを刺された機材ですね。発売は2017年と以外に古く、それ以降アップデートなんかも合ったんですが日本代理店が完全放置。格安アンシミュBOXとして誕生したのに日本販売価格が高すぎてだめになった機材の典型です。
IRは1024ポイントなので、近年の安マルチには及ばないながらコンパクトなストンボックスサイズの筐体は素晴らしい可搬性でした。問題点はやっぱり音の作り込みにPCが絶対必用な点、プリセット切り替えがバカなところでしょうか。
音の方はアンプモデルにコンフォードが入っていたり、結構ドンズバなサウンドでした。ブライトなクランチは最も得意とするジャンル。中古で見かけたら19,800円以下なら買ってもいいと思います。
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1959 DOUBLEDECKER
いい意味でアナログプリアンプから脱却するきっかけをくれた機材ですね。チューブプリアンプとしては傑作とも言えるサウンド。本当にMarshallの音がする機材でした。使い勝手はアンプライクなので、何も迷いは無いんですがOUTPUTの問題で音量を最大、GAINを最大には出来ないんですよねこれ。
ミキサーにXLRからアナログキャビシミュアウトで出す場合はサウンドの好みがかなり出そうなところも、よくも悪くも前世代的。
アナログの良さは確かにあるんですが、このサウンドがほしいならStrymon iridiumでもいいよね。っていう結論に至った機材です。音はめちゃくちゃいいんですけどね、ハマりさえすれば。
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BOSS WL-20
BOSSのワイヤレスに買い替えたんですが、これは秀逸。音がまずいい。ノイズは1万円台ワイヤレスとは次元が違いますね。音が切れることは一度も経験無しです。
欲を言えば主電源ON/OFFがあったら挿しっぱなしに出来たのにってことくらい。未だにケーブルで面倒だなと思っている人は一刻も早く導入するのが良いと思います。それくらい楽になります。
アンシミュ~ギター、だけじゃなくアンシミュ~ミキサーをワイヤレスにしてアンシミュとギターをワイヤードで使うという手もあります。これもスピーカーからの出音録りたいときは生音絶対はいらないのでオススメですね。
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Strymon IRIDIUM
近年最もビビった機材がこれでした。IRIDIUMはちょっと次元の違うアンシミュ。アンシミュというかストンプボックスサイズのアンプですね。何をどうやってもアンプなんですよ。リアルなサウンド、異様に質の良いリバーブ、IRローダーとして最強のスペック・・・。
Kemperから買い換える人も要るくらいの機材なんですが、搭載されている3つのアンプは変更できないのでFender・VOX・Marshallに思い入れがない人や、モダンヘヴィネスを求めている人には不要な一台となってます。
ヘッドフォンで聴いたときの音が異様なクオリティの高さなので、人生で一度は買っておいたほうが良いとは思います。
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Strymon SUNSET
歪系ペダルのゴール、これ一台で基本的には歪の旅は終わる一台でした。KLONのケンタをStrymonが独自解釈で、というサウンドからA/Bミックスのハイゲインサウンドまで幅の広い音作りが可能。それでいて一切クセの無いサウンドになるので、アンプの色が直に出てくる印象でした。
ノイズゲートも単体機に迫るクオリティで、そこらへんの中華ノイズゲートやワンノブノイズゲートの存在価値とは??となりました。
ただ良くも悪くも癖が全然ないので、アンプで特徴あるサウンドが作れないと全然おもしろくなくなるだろうなと思います。
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FretWraps Wild Guitar String Muters
正直もっと早く買えばよかったフレットラップ。レコーディングする人や、弾いてみたの仕上がりを良くしたい人は速攻買うべきですね。特にハイゲインサウンドを多用する人は、道具に頼ったほうが楽でストレスフリーです。
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ZOOM G6
ZOOM G6は楽で良い音。2048ポイントのIRが使えて、サウンドの質は格段に飛躍的に向上しました。突き詰めて音作りをすればNeural DSPのNollyに近いサウンドメイクもできちゃう。いや、すごい時代が来たなと。この価格でこの音。
操作性も実に素晴らしい。マルチエフェクターが苦手な人も直感的に音作りが出来る上、ルーパーも使いやすい。家遊びはこれで100%完結するんじゃないの、と思えるマルチエフェクターです。G1 four同様これは手放さないと思いますね。便利すぎるので。
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買わなきゃよかった機材
MOOER Mod Factory Pro
正直こんなものを買うなら、今だとNUX MG買ってください。音はいいんですけどね、単体機をまとめるくらいには。ただこれじゃないと出来ないことって無いんですよね・・・。それに今だとこれよりも安いフル機能マルチが結構存在してますから。
あとは所有欲を満たしてくれなかった、ってのが大きいですかね。
little bear R.ATTACK RT-2
まぁ結局Strymon sunset買ったから全然要らなくなったよね、っていうやつです。
TASCAM DP-008EX
簡易録音にめちゃ便利だったんですが、G6のルーパーはWAVでPCに持ってこれちゃうんですよね・・・。そう考えたらG6の方がMTRより楽じゃん、っていう。
おわりに
本記事で登場しなかった機材は「買っても買わなくても体制に影響なかったよね」っていうものもありますが、概ね満足はしたけど来年手放すかもね。というレベルの機材です。
本来ならNAMMがあるタイミングで各社から面白い機材が出ることを楽しみにしつつ締めくくりたいと思います。